園の送迎をする家族がいつもと違う日は、一つのメモですべてを済ませず、三つに分けます。「園への正式な連絡」「本人へ見せる予告」「家族間の受け渡し」です。

迎えに行く人の名前を家族で共有しても、園が交代を確認できるとは限りません。送迎者の登録や本人確認は園ごとに違うため、園が指定する方法を優先します。この記事のメモは、その正式な連絡を代替するものではありません。

園へ連絡する人を一人決める

最初に、送迎の変更を園へ伝える家族を一人決めます。迎えに行く人と、園へ連絡する人が同じでなくても構いません。

家族全員がそれぞれ連絡すると、内容が少しずつ違う場合があります。連絡する人は、園の指定方法と締切を確かめ、変更が受け付けられたところまで確認します。

連絡帳や電話のほか、園のアプリを使う場合もあります。方法は園によって異なります。普段の連絡手段で送ればよいと決めず、送迎変更に使う正式な方法を一度聞きます。

急な変更が起きた時の連絡先も、予定のある日に確認しておきます。記事に書かれた一般的な方法ではなく、通っている園の最新案内を使います。

家族間では五つの欄だけ使う

園への連絡とは別に、家族間のメモを五つへ絞ります。最初は日付と、迎えに行く人です。続けて迎えの時刻と園へ連絡した人を書き、最後に帰宅後の予定を一つ添えます。

記入例
日付7月25日
迎えに行く人
迎えの時刻16時
園への連絡母が連絡済み
帰宅後家へ戻って夕食

「連絡済み」は、園が受け付けたことを確認してから書きます。送信しただけの場合は「送信、返答待ち」と分けます。

帰宅後の予定は一つだけにします。買い物や入浴まで全部書かず、園を出たあと本人が最初に向かう場所を示します。

送迎者の電話番号や本人の個人情報を、誰でも見える場所へ置かないことも大切です。家族が普段から安全に使っている共有方法を選びます。

本人へは人と次の場所を見せる

本人へ伝える時は、迎えに来る人と、園を出たあと向かう場所を一つずつ示します。名前だけで分かりにくい場合は、普段使っている家族の写真を使えます。

写真を新しく撮る場合は、本人と家族だけが写った物を使います。園やほかの子どもが写り込んだ写真を、家庭の共有物へ加えません。

朝に一度見せ、迎えの前に園でも伝えてもらう必要があるかを先生と相談します。園の一日の中で、いつ伝えるかは園と確かめます。

本人が予告を見ても、迎えの場面でいつもの家族を探すことがあります。理解できていないと決めず、家族が来たことと次に向かう場所を同じ言葉で伝えます。

受け取る物を一か所へまとめる

送迎が変わる日は、本人だけでなく、園から受け取る物や連絡も引き継ぎます。かばんと連絡帳を、帰宅後に置く一か所を決めます。当日の配布物も同じ場所へ置けます。

迎えに行く家族へ「先生の話を全部覚えてきて」と頼まず、返事が必要なことだけ短く残してもらいます。園の正式な連絡帳がある場合は、家族メモへ書き写さず、置き場所を共有します。

園から口頭で伝えられたことは、見た事実と依頼を分けます。「園で上着を使わなかった」「明日は予備を一枚」のように二行へできます。

医療や食事など、安全上の重要な情報は、家庭用の短いメモだけに移しません。園と家庭で決めている正式な方法に沿い、必要な人が直接確認します。

変更が重なったら一つずつ更新する

迎えの時刻と人が両方変わることがあります。その場合も、新しいメモを別に増やさず、同じ五欄を上から更新します。

古い内容が見えると、どちらが最新か分かりにくくなります。紙なら古い物を外し、共有メモなら更新時刻を付けます。

変更した人は、園への再連絡が必要かを確認します。家族内で時刻を書き換えただけで終わらせません。

本人へ見せたあとに変更した場合も、新しい人と場所をもう一度伝えます。前の予告を間違いとして叱らず、予定が変わったことを短く示します。

翌日は迷った箇所を一つ直す

送迎が終わったら、迎えが予定通りだったかだけで採点しません。園への連絡、本人への予告、家族間の受け渡しのどこで確認が増えたかを見ます。

連絡した人が分からなかったなら五欄の書き方を直します。本人へ見せる写真を探したなら、家族写真の置き場所を一つ決めます。

園での受け渡し方法に不明点があった場合は、家庭のメモを増やす前に園へ確認します。安全や個人情報に関わるルールは、家庭だけで簡略化しません。

こども家庭庁の児童発達支援ガイドラインは、家族支援と関係機関との連携を位置づけています。送迎の交代も、家族だけの段取りではなく、本人の見通しと園の安全な受け渡しを含めて考えます。

次の交代日を一枚へ書く

次に送迎する家族が変わる日は、まず園の正式な連絡方法を確認します。そのあと、日付と迎えに行く人を一枚へ書きます。時刻と連絡した人を続け、帰宅後の予定を最後に添えます。

本人へは、迎えに来る人と次の場所だけを見せます。家族間の詳しい段取りを、そのまま本人向けの説明へ使う必要はありません。

三つへ分ける目的は、連絡を増やすことではありません。園と本人、家族が必要とする情報を混ぜず、変更の日にも同じ場所から確認できるようにすることです。

参考にした公的資料

この記事では、こども家庭庁「児童発達支援ガイドライン」の家族支援と関係機関との連携に関する記載を確認しました。本人の生活と家族の段取りを、園との正式な情報共有につなげる考え方を参考にしています。2026年7月25日に参照しました。